これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

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悩みは障害ではない。僕らには「嫌な気分のまま行動する」という自由がある。

考えることは人間にとって強力な武器。あまりにも強力すぎるので、それは時に僕たち自身を傷つけます。 僕たちは”考えるからこそ不自由になる”ことがあるのです。問題が生じて嫌な気分になったとき、何とか解消しようと考え悩むことは、その嫌な気分に行動を…

お金がない・時間が無い・能力が無い、だから僕たちは不自由なのか?

お金や時間、あるいは能力といったリソースの不足は、僕たちに不自由さを感じさせるものです。 リソース不足は時間をかけることを前提とすれば、単なる課題でしか無い。ところが、リソース不足を性急に解消しようとすると、悪循環に嵌まって抜け出すことが困…

社会的なルールや法則を活用する視点が自由の足場となる。

僕たち人間は社会的な生き物。 社会的なので、人と何らかの関わりを持ちながら社会的な活動を営みます。また、生き物なので「生存すること」は、通常は意識しないけれども、とても優先度の高い欲求だと言えます。 この社会的であること、そして生き物である…

自由になりたいなら、不自由さについて知ることから。

自由になりたい。ならばまずは「不自由さの正体」を知ることから始めねばならない。なぜなら僕たちに厳密な意味での自由はなく、自由を感じられる瞬間、そこには常に「不自由さからの解放」があるからだ。

来年、少しだけマシな目標を作るための3つのポイント

photo credit: jurvetson via photopin cc 年末年始というと、新たな年に向けて目標とか計画とか立てたくなる時期です(・∀・) 目標というと大抵は立てて終わりになることが多いですが、いつもよりもほんの少しだけマシな目標を設定するための3つのポイントを…

気分よく会話するためにプロのコーチが使っている聴く技術、訊く技術。

photo credit: Chris JL via photopin cc よく信頼関係が大切といいますが、なぜ信頼関係を作る必要があるのでしょうか? 答えは簡単で、信頼関係がなければこちらの言葉が伝わらないからです。言うことをきいてくれないどころか、カウンターコントロールと…

行動契約。行動を変える力を持つ決断、力の無い決断。その違いとは?

photo credit: LOSINPUN via photopin cc 時々、決断のお手伝いをすることがあります。決断っていう言葉は、とても曖昧ですね。”決めた道以外は断つ”なんて意味があるんだと思いますが、その意味が分かったとしてもやっぱり曖昧です。 曖昧というのは具体的…

続・努力することに価値はあるのか問題

photo credit: philipp daun via photopin cc 前回のおさらいから。 パフォーマンスと成果とは、必ずしも一致しない。つまり、努力しても、頑張っても、それは成果という形で報われるとは限らない。しかしながら、僕は「努力にはそれ自体に価値がある」と考…

努力することに価値はあるのか問題

photo credit: Multimaniaco via photopin cc 将棋やサッカー等の勝負事をみていて薄々と感じていることですし、時折目にする意見でもあるのですが、「能力や努力」と「成果」ってのは、やっぱり一致しないのかな、と思うのです。 僕はしばしば将棋の対局を…

知の目覚め(5):知の目覚め、翼を与える。

photo credit: AlicePopkorn via photopin cc 知の目覚めシリーズの最後になります。ここまでの内容を振り返ってみると、 思考は人にとって最大の喜び 「分からない」をそのまま置いておくと、新たな知の受け皿となる。 喩えることができれば、思考は新たな…

知の目覚め(4):感情の奴隷となるか、それともエンターテイメントとして楽しむか。

photo credit: marfis75 via photopin cc 割とよく言われることではあるのですが、事実と解釈はちゃんと区別しておいた方がいいです。解釈が事実であるかのように語られるケースは、本当にたくさんあります。 知の目覚め(2)で書きましたが、あまりにもた…

知の目覚め(3):喩えることができれば、思考は新たな景色が見せてくれる。

大学の研究室に入ったばかりの頃の話です。 教授「○○で××なんだけど、君はどう思う?」 僕「!?…!…??…えー…△△でしょうか…」 教授「いや、そうじゃなくて!×△×★□○…」 僕「」 photo credit: CarbonNYC via photopin cc 教授から何かを問われて、何となく分…

知の目覚め(2):「分からない」をそのまま置いておくと、新たな知の受け皿となる。

今回はよく分からない話を書きます。なんでよく分からないかというと、それが今回のテーマでもあるし、書いている僕にもよく分かっていないからでしょうか(笑) photo credit: Marco Bellucci via photopin cc

知の目覚め(1):思考は人にとって最大の喜び

僕は考えることが好きなのですが、現時点で僕の思う「考える」ということについてまとめてみることにしました。 photo credit: tomswift46 ( Hi Res Images for Sale) via photopin cc タイトルになっている「知の目覚め」は作家(内田樹さんだったような…記…

勇気とは理性的な行為のことを指しているのではないか。

勇気って、人間特有の行為だなぁと思うのです。 photo credit: Visit Sørlandet via photopin cc 動物には多分ですが、勇気はありません。例えば、動物で母親が子供を守るために天敵に立ち向かっていく様を見て、僕たちはそれに「勇気」と意味付けするかもし…

解釈の時代だからこそ、正しさに依存せず自分の望む世界観を語ろうか。

今は解釈の時代だ!と主張してからここ数回、僕たちの生きる社会の傾向についての記事を書いてきました。一応、今回で一区切りにしようかと思っています。読んでくださった方には、小難しい話に付き合ってもらってありがとうございます^^; ここまでの振り返…

評価と信頼を確立することが、僕らに自由と生きる糧をもたらす。

ここまでに述べてきたように、様々な解釈が世の中に溢れるようになったのは、やはりインターネットの普及がかなり影響しています。 多くの人が自分の考えを発信できるようになったし、検索エンジンやFacebookをはじめとするソーシャルネットワークによって、…

人類史上、最もコンテンツが溢れている時代を生きるということ。

僕たちは「解釈過多」のパラダイムの中で生きています(詳しくは前回を参照)。そんな僕たちの社会の傾向を知るために、「僕たちの時代では何が豊富で、何が不足しているのか」を探っていきましょう。 色々な意見はあるかと思いますが、僕は次のように考えて…

僕たちはこの「解釈の時代」にどのように辿り着いたのか

前回、僕たちは解釈過多の時代に生きていると書きました。引き続き、解釈過多の時代におけるメリット、デメリットを考察してみようと思います。

真実が見えない「解釈の時代」を生きる僕たちは、生き方を選択する難しさに直面する。

世の中には何が正しいのか、よく分からないことがたくさんあります。 世間を騒がすような事件が起きて、その真実を調べようと思ってもなかなか正しい答えに辿り着けません。なぜなら、必ずと言っていいほど対極の情報が存在しているし、どちらも相応に説得力…

”巨人の肩の上に立つ”:フレームワーク思考のススメ。

前回、「対象の構造・規則性を理解しておくことは、"やってみる"ことへの心理的ハードルを下げるためにも、成果を出す可能性を上げるためにも、大変有効」ということをお伝えしました。 なぜなら、対象の構造・規則性を理解していると、 やってみて成功する…

起こる出来事の大まかな枠組みが分かれば、僕たちはチャレンジできる。

前回、 やってみるというステップに挑むときは、できることを期待するのではなく、何ができて、何ができないのかを見つけることを目的とするのがいい と書きました。 当然、普通の人たる僕たちには、こんな疑問が浮かぶのではないかと… できないことを前提に…

最速の成長は「何ができて何ができないか」を知ることから。学びの質が変わるから。

前回、「実践を増やしていくことが自由への近道」ということをお伝えしました。 自由であるためには与えられた環境において、有効な選択肢を持つ必要がありますが、有効な選択肢の鍵となるのが自分の能力になります。能力とは、何かができることであったり、…

自由への近道は「できた!」を手に入れること。

成果と能力は、通常、関連しています。能力が高ければ成果を得やすくなりますし、能力が低ければ成果はなかなか得られません。 もちろん例外もあって、能力が低いのに成果が出てしまうケースや、能力が高いのに成果がでないケースもあります。というのも、短…

”考えること”を創造の技にする3つの思考法

僕は考えることが大好きです。 考えるって面白いんですよ。何故かっていうと、僕たちの思考には必ず壁があるからです。壁というのは、思い込みや固定観念みたいなもので、それ以上先の答えが出なくなって、思考が停止するところです。 思考の壁には、何かの…

”自分らしさ”とか”ありのまま”ってのを、求めることを止めてみるといい。

かなり前になりますが、岡田斗司夫さんの「評価経済社会」を読みました。これからの社会の流れを読む上で、一つの参考になる本かなと思います。面白いので興味を持った方は、読んでみてください。 評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている post…

体験に目を向けると「時間が無い問題」は時間管理の問題では無いことが分かった。

多くの人に共通する悩みに「時間がない!」があると思います。今日は時間が無い問題について、考えてみます。 僕は以前、時間が無い問題の相談を受けた時は、基本的に「優先順位の問題です」と答えていました。というのも、時間は有限ですので、そこにある時…

手段を目的化すれば、日々がもう少し楽しくかるかもね。

先日、友人とお酒を飲みながら、理想は必要や否や、みたいな談義でプチ盛り上がり。 ロジカルに考えていくと、理想はあった方がいいんです。現状があって、理想があって、そこにはギャップがある。で、ギャップを埋めるための課題を見つけ、課題を解消するた…

行動の原理を超えて:まだ見ぬ丘の向こうの景色を描いてみよう。

僕たち人間は、変な生き物です。 安心すること、安定すること、快適であることを求めるのに、退屈してくると今度は刺激と変化を求めます。全く反対の欲求を同時に持っているわけです。 まだ見ぬ未来を欲しいと願うことも、しょっちゅうあることでしょう。多…

自信の持ち方。あなたは自分のできることを知っているか?

かなり前のことですが、Twitterでなるほどと思うつぶやきを見かけました。昨年現役を引退した、元陸上競技選手の為末大さんのTweetです。 全力で試してみた経験が少ない人は、自分の範囲がわからない。範囲がわからない人はできそう、できなさそうという感性…