これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

はじめての起業 成功ガイド

はじめての起業成功ガイド

はじめての起業成功ガイド


起業全般について広く薄く説明している本が読みたくて、買ってみました。概ね希望通りの内容。ざっと纏めてみる。

起業とは

起業する目的

理想と理念と情熱が必要。起業はそれを達成する手段。ダメなパターンとしては、起業それ自体が目的になっていたり、金儲けが目的になってたりする場合。

起業することで得るもの

夢を達成するための自由と時間。精神的な満足。収入が増加する可能性。新たな人脈。

起業することで失うもの

休日だとか有給休暇だとか。安定した収入。失業保険。いままでの地位。

家族の理解

家族の理解なくして起業はできない。

ビジネスプラン

危険度

どの分野をビジネスのターゲットにするかで危険度が違う。

  • 経験したことがある分野
    • 危険度50%
    • 異業種と連携して、新しいサービスをつくる
    • 分野を絞って専門性を高める
  • 未経験の分野
    • 趣味などの好きな分野: 危険度が下がる
    • 全くの新しい分野: 危険度が高い
アイデア

日常の「なぜ?」に注目してアイデアを練る。困っていることとか、もっと便利にしたいこととか、もっと安くならないか等。アイデアが浮かんだら、それを3人の人に話してみよう。思いついたアイデアは、概ね「ひとりよがり」なものだから、別の視点から意見をもらおう。

事業計画

ビジネスプランが浮かんだら、それを事業計画に纏める。事業計画を作成する目的は、

  1. 事業として成り立つかを検証する
  2. 第三者へのプレゼンテーション
    • 融資や出資を受けるため
    • 業務提携や取引のため
表紙、ビジネスプラン名、概要

事業計画の冒頭に、事業内容を簡潔に表現しておく。キャッチフレーズみたいなのをつけるのも良い。

事業内容

以下の内容を含める。

  • 商品やサービスの内容
  • 顧客(誰をターゲットにしているのか)
  • 市場規模
    • ニーズの分析や市場規模が分かる客観的なデータ(アンケートとか)
  • 同業分析
    • 同じ地域に同業者がいるのか?同じ業界の業者と競合しないか?どう差別化するか?
事業計画

収益をどのような仕組みであげるのか。

財務計画

収支については、少なくとも3年分の損益計画を立てておく。1年目は月単位で、2年目は四半期単位で、3年目は半期または年度単位で計画をたてる。資金調達やキャッシュフローに関する計画も必要。営業活動、投資活動、財務活動におけるキャッシュフローをそれぞれ考える。

リスク

ヒトのリスク、モノのリスク、カネのリスク、その他。全てリストアップする。

他に・・・

プロフィール(自分を含めた経営体制等)だとか事業計画のステップ(3年分)も書いておく。

事業資金

少なくとも一年間売上ゼロでも生活できること。資金の調達方法は幾つかある。

  • 融資
  • 出資
  • 投資専門会社
  • 助成金
    • 返さなくてもいい金なので、積極的に利用したい。

設立

会社の形態をどうするか

個人事業主にするか、法人にするか。それぞれメリット・デメリットがあるので、ちゃんと検討すること。

会社法

もにょもにょもにょ・・・。

もろもろ

会社の名前と事業内容を決める。何をする会社か目的をはっきりさせましょう。あと決算期を決める。あと定款を作る。定款とは会社にとっての憲法。商号。役員。払い込み金融機関。資本金の用意。などなど・・・。

設立後の手続き関係

これも色々ある。銀行に口座をつくって資金を移すとか、青色申告をしておく(欠損金の繰り越しができる)とか、消費税の算出方法を選択する(2種類あって、それぞれメリット・デメリットがある)とか、源泉所得税の納付(納付期限を過ぎるとか延滞税が・・・)とか、とか、とか・・・。

役員報酬について

役員報酬は税務上は損金。だから所得から差し引かれる。一方、役員賞与は利益処分項目。だから所得から差し引けない。役員賞与よりも役員報酬の方がお得だが、何が賞与で何が報酬かについては、税務当局とトラブルもよく起きる。気をつけろ!

社会保険
  • 広義の社会保険
    • 労働保険: 一名でも雇用すれば必ず加入しなければならない
    • 社会保険(狭義): 規模に関わらず強制的に加入。労働保険と違い、役員や社長も加入する。
      • 健康保険
      • 厚生年金保険
      • 介護保険

疲れた・・・。眠いので続きはまた次回。 続き