昨年12月のセミナーでお知り合いになった坂本七郎さんが書籍を出版された。
これは読んでみなければ、と思ったわけです。
大和出版
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タイトルは奇抜ですが…
実践できる内容
わが子の学力がグングン伸びる ユダヤ式学習法
親子で協力して学習を進める家庭学習の本なのだけど、根幹の部分はとても応用範囲が広い。
子どもを持つ方や学校や塾の先生は勿論、会社で部下や後輩を持つ人も読む価値がある。
ユダヤ人の学習法である「ハブルータ」がベースになっているのだが、ハブルータが何かを聞けば、この本の内容の良さが一発で分かるだろう。
ハブルータとは、
- 学生が「二人一組」になり、お互いに勉強したことを「教え合う」という学習法
である。
素晴らしい。
なぜ、ハブルータが素晴らしいのか。
それは、「教える」ことは、教える側にとってこそ最高の学習になるからだ。
教えるという行為なしに、本当に理解を深めることは出来ないのではないだろうか。
それが仕組みとして組み込まれている「ユダヤ式学習法」の良さも、容易に想像できる。
そして、教え合うことをベースにしている以上、これは親子間だけでなく、社会の色々な場面に適用可能なのである。
流石に教科別に特化している実践編を使うことは難しいが、それ以外のところは比較的そのまま持ってくることができる。
何より基本の部分がいいから、本書の内容は是非チェックしておきたいところだ。
#というか、坂本さんに「部下の実力がグングン伸びる ユダヤ式教育法」を書いて欲しいけど、それは流石に厳しいだろうか^^;
最後に。
もし、この本を手に取った方は、最低でも第1章と第5章は読んで欲しい。
ここはハブルータうんぬん以前に、親と子が、いや、人と人がコミュニケーションする上で、とても大切なことが書いてある。
是非、実践して欲しいし、実践したい内容だ。目次だけ載せておく。
第1章 ここがスタート、子どもの「やる気」にどう火をつけるか?
1 ユダヤ式をスタートする前にやっておくべきこと
2 子どもの表情がガラリと変わるコミュニケーションのコツ
3 親子のコミュニケーションを深める2つのステップ
4 子どもの口から悩みや不安を引き出す「聞き方2ヵ条」とは?
5 聞き方2ヵ条① 笑顔で・楽しく・目を見て・うなずく
6 口べたの子どもでもペラペラとしゃべり出す魔法のテクニック
7 聞き方2ヵ条② 子どもの言葉に共感する
第5章 ちょっとした家庭習慣が、あなたのお子さんの未来を変える!
1 より多くの「果実」を手に入れるために大切なこと
2 賢い子が育つ家庭習慣① 子どもの才能や能力を心から信じる
3 賢い子が育つ家庭習慣② 親自らが「学ぶ姿勢」を見せる
4 賢い子が育つ家庭習慣③ 子どもの質問から逃げない
5 すべては、あなたの行動にかかっている
追記(誤字修正)
正しくは「ハブルータ」とすべきところを、「ハブタール」と表記していました。