献本いただきました。
時々、出版社様から本を贈っていただけるのですが、なかなか紹介する時間がありません。ただ、この本は読んでみて良いな、と思うところがあったので、頑張って紹介します。
サンクチュアリ出版
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この手の自己啓発系の本は、似たような内容になることが多くて正直飽きています。
が、読んでみるとそれなりに学びはあるものです。著者の見解や表現の違いがあるので、読み手が得るものも変わるのでしょうね。
この本で個人的に響いたのがP108の”未来は「最悪」と「最良」のあいだに。”という章でした。書いてあることはシンプルなんです。でも、裏に隠れているメカニズムは、かなり深いです。
もし、あなたが不安に感じることがあったら、次のことを考えてみてください。
- それをやってみた時の、最悪の結末とその原因、その結末が訪れた時の気分は何ですか?(最悪の未来の結果・原因・気分)
- それをやってみた時の、最良の結末とその原因、その結末が訪れた時の気分は何ですか?(最良の未来の結果・原因・気分)
原因と気分も考えるところが、とっっっっっっても重要なポイントです。
私たちは不安や恐怖に囚われている時、知らず知らずのうちに最悪の未来を想定しています。でも、実際の未来はそこまで悪くはないことが多いです。つまり、やってみた結果は「最悪と最良のあいだ」にあることが分かります。
これが「歪曲しすぎていない、現実的な現状認識」です。
現状認識ができたら、次は最良の未来を掴むためのワークです。
- 最良の未来の原因を作るためには、どんなことをすればいいでしょうか?
- それを上手くやるために、最良の未来が訪れた時の気分で行動してください。
このアプローチが凄い。とても地に足をつけた方法になっています。これって、コーチングでやることの一部を、凄くシンプルに伝えているんですよね。
素晴らしいです。
こんな感じの「不安をしあわせに変えるレシピ」が全部で26個あります。本の値段は1100円+税ですが、実際に自分が使えるレシピが1〜2つ手に入れば、かる〜く元は取れるでしょうね。
一読してみることをお勧めします!