これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

GTDまとめ(6) 高度を上げる

これまでの取り組みで、日々を効率よく過ごすことができる。
しかし、人生をより充実したものにするには、
もっと先の未来に目を向ける必要もある。

高度を上げる

次の行動リストとプロジェクトリスト、
そして定期的な見直しによって日々はクリアになり、
更にもうちょっと先(2〜3週間)の未来にやることも明確になっている。
しかしながら、何かを達成するためには、
もっと先に視線を向けることも必要だ。
そしてここまでの取り組みによって、
それを行う余裕が生まれてくる。
意識的に未来に目を向け、
詳細は見えないかもしれないが、
人生のより広い範囲を見渡そう。
GTD本では、これを飛行機の高度を例に説明している。
ここでも、当然それに倣う。

滑走路

滑走路の高度は、日常的な身の回りのモノをみる高さ。
時計の電池が切れたので電池を買う、とか
先週買ったWeb進化論を読む、とか。
これらは主に「次の行動リスト」にて管理される。

1万フィート

1万フィートの高度は、プロジェクトの高さ。
簡単なプロジェクトであれば、
せいぜい2〜3週間先の未来へ目を向けるくらいだろう。
しかし、いくつものサブプロジェクトからなるプロジェクトであれば、
場合によっては一年先まで視界に収めることもあるだろう。

2万フィート

2万フィートの高度は、プロジェクトにおける役割と責任の高さ。
プロジェクトを通じて、自分は何を達成するのか。
プロジェクトを通じて、自分が果たすべき責任はなんなのか。
それを考える。

3万フィート

3万フィートの高度は、1年後の目標となる。
1年後の、こうありたいと思う自分。
1年以内に達成したいと思うこと。

4万フィート

4万フィートの高度は、3〜5年後の目標。
このくらいの期間があると、様々な可能性が広がる。
本当に充実感が得られるモノ、到達したいモノ。
それを考えよう。

5万フィート

5万フィートの高度は、人生だ。
人生において最も重きをおくものは何か。
それに思いを馳せよう。
これを考えるために、いい質問がある。(非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣より)
あなたの命があと半年だとして、あなたは何をやりますか?
家族と過ごす、遺言をしたためる、遊びつくす。
それもオッケー。
でも、それらをやって時間が余ったら、何をするだろう。
何の見返りも必要とせずにやりたいと思うことは、何だろう。
そこで出てきたモノが、自分の人生におけるミッション(使命)だ。

全ては繋がっているか?

さて。
日常の行動から人生の目標まで、
段階を追うように繋がっているだろうか。
もし、そうなっていないならば、
今後1週間にやろうとしていることは、
自分の人生において全く価値のないモノかもしれない。
今の1週間が、人生の目標へ近づくための1週間となるように、
行動を修正していこう。


以上でGTDまとめは終了!