これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

ビジョナリーカンパニー 小さな進化を促すために

ビジョナリーカンパニーは、
BHAGで大きな飛躍を促すと同時に、
大量の小さな実験の繰り返しによって、
多くの小さな進化を積み重ねていく。
その小さな進化は偶然得られるものであって、
生物の進化の過程に似ている。
まさに「進化」と呼ぶのが相応しい。
(成功した実験は企業の成長へと繋がり、失敗した実験は淘汰される)


では、その小さな進化を促すには、どうするのか。
以下に箇条書き。

  1. 試してみよう。なるべく早く。
  2. 誤りは必ずあることを認めよう。
    • どれが成功するかは事前には分らない。
    • 進化の過程には誤りと失敗がつきものであることを認めよう。
  3. 小さな一歩を踏み出そう。
    • それが失敗に終わっても、単なる実験であって、企業全体を揺るがす失敗でなければ、許すのも容易である。
  4. 社員に必要なだけの自由を与えよう。
    • 社員に幅広い自由を与えれば、社員が何をやるのか正確に予想することはできなくなる。それがいい点なのだ。
  5. 重要なのは仕組みである。着実に時を刻む時計をつくるべきだ。
    • いくつもの具体的な仕組みを作ろう。
    • 成功につながる実験を生み出すには、大量の実験が必要だ。そのための仕組みこそがポイント。
  6. いかなる進歩や進化も、基本理念に反するものであってはならない。


一方で進化を止めてしまうものもあり、それは排除しなくてはならない。