これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

組織運営でやってはならないこと

反面教師的な意味で思ったことをメモ。

指示命令系統の複線化

日々、ダブルスタンダードに苦しんでいる人を見る。
原因は明らかで、指示命令系統が2つあるのだ。そこから相反するメッセージが届くのだ。そこでおきるのは、まさに選択と集中の真逆の現象。時間とエネルギーが分散しまくって、何の成果もあがらない。
過程においては色々なところから意見があってもいい。でも、「何をやるか決めるルート」は一本化しておかなければ、その組織・チームは成果を出せない。

負の感情の連鎖を作ること

一番典型的なのはパワハラ。
上司がパワハラすると、部下はその更に下の部下に向けてパワハラする。しない場合でも、やる気を失ったりで、別の負の感情が下へと連鎖する。
組織全体を閉塞感が包む。
上司の言動は、自身が思っている以上に部下に影響を与えることを忘れてはならない。

経営者が現場感覚を失うこと

現場感覚で経営しろということではなく。
経営者には経営者なりの視点が必要なのはわかる。がしかし、現場感覚を失いすぎると下が付いてこれないし、指示そのものが不適切になってしまう。
もっと現場とのコミュニケーションに気をつかった方がいい。

プロセスを無視して結果のみを伝える

結果に対する納得感は、結果そのものよりも、そこに至るプロセスにどれだけ参加できたかどうか。突然結果だけいわれて「明日からこうね」では人は動けない。

自己中過ぎるリーダーは周りを非効率にする

朝令暮改はダメ、という話ではなく。
周囲の段取りを全く無視して、突然予定を変更したりとかそういうの。
仕事には優先順位があるだろうから、割り込みゼロというのは無理だろうけど、それも程度問題。
効率的に動きたい人ほど、指示を受けたら段取りをきっちりつけて作業を進めるわけで。闇雲に割り込みを入れると、割り込まれた方の段取りが崩れてしまう。
周囲が効率的に仕事をしようとしていても、中心人物がそれだと、組織・チームとして効率良く動けない。


思ったことをつらつらと。