これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

社会人の勉強量は、どれだけ耳を使えるかで決まる

昨年の後半当りから、勉強すべきこと/したいことが増えてきたけど、なかなか時間を割り当てきれない。そんな状態ではあるけど、再度認識したのは、

  • 社会人の勉強は、耳を使うことがポイント

だということだ。


会社員であれば、ほぼ一日の時間の使い方は似てくるだろう。

  1. 起きる
  2. 家から会社へ移動
  3. 午前の仕事
  4. 昼休み
  5. 午後の仕事(1)
  6. 可能ならちょっと休憩
  7. 午後の仕事(2)
  8. 会社から家へ移動
  9. 夕食なり家族なり趣味なり
  10. 寝る

であれば、時間の確保の仕方もまた、似てくるはずだ。以下のような手段は、誰しも使えるんじゃないだろうか。

  • 早起きをする
  • 通勤時間を活用する
  • 会社での休憩時間を活用する

このうち、すぐにでもやっておきたいのが、通勤時間の活用だ。


では、通勤時間とは具体的にどのような時間で構成されているのだろうか。多分、こんな感じ。

  1. 家を出て駅(or バス停)まで歩く
  2. 電車(or バス)が来るのを待つ
  3. 電車(or バス)に乗る
  4. 乗り換えがある場合は、2〜3を繰り返す
  5. 駅から会社まで歩く

で、私の場合、上記の時間をまとめると

  • 待つ&歩く時間 → 1時間半
  • 電車に乗っている時間 → 2時間〜2時間半

となってて、意外と歩いている時間が長く*1、しかもこの間は本を読んだりするのも難しい。また、電車に乗っている間も、通勤ラッシュで混雑していると手が使えない状態になることは、よくある。こういった時間を活用するかしないかは、年間でみると大きな差(多分200〜300時間くらい)になるんじゃないかと思った。


で、昨年末当りから頻繁に耳を活用するようにしてみた。メニューはこんな感じ。

  • 歩いている間はとにかく聞く
  • 電車で座れる場合は本を読んだり、ノート上で作業したりするが、その場合は英語のオーディオブックをBGM代わりに流す
    • 英語に触れている時間を増やせ、とどこかで読んだもので・・・効果のほどはまだ分からない
    • 本が読める場合でも、寝不足などで目が疲れている場合などは、オーディオブックを聞く
  • 座れない場合は、まぁ、聞く
    • 本を広げられるほどの混雑であれば、本を読むことも

これで通勤時間は、ほぼフルタイムで活用できるようになったと思う。


やってみて感じたメリット、デメリットを纏めておく。
メリットとしては、

  • 活用できなかった時間が活用できるようになった
    • これが最大のメリット
  • 当たり前だけど目が疲労しない
    • 寝不足のときは目を瞑って聞けるのがありがたい
  • 何はともあれ、最後まで辿りつく
    • 本の場合、モチベーションが低いと読み進められない場合もある
  • 耳から情報を得ているのが脳に刺激になるのか、意外と多くの気づきを得られる
    • これまであまり使ってこなかったからかもしれない

あたりだろうか。デメリットとしては、

  • 単位時間当たりに得られる情報量は、多分本の方が上
  • 聞いている間に油断すると、いつの間にか知らないとこまで進んでいる
    • 慣れないせいか、集中し続けるのが本よりも難しいように感じる
    • 何かの気づきを得て考え事を始めると、戻ったときに内容がずっと先に進んでいる
  • 理解出来ないときに聞きなおすのが面倒
    • 本だったら視点の移動だけですむけど、オーディオブックだとiPodを操作しないといけない上に、正確な位置に戻り辛い

かな。まー、そもそも使えてなかった時間を使えているわけだから、デメリットなんて考慮に値しないかも。あと、今までであれば本を読むしかなかった場合でも、聞くという選択肢があるから、状態に応じて適切な方を選べる。これも嬉しい。
学生みたいに勉強のための時間をなかなかとれない社会人だからこそ、隙間時間を使いやすい「耳を使った学習」はやった方がいいと思った。興味のある方は、以下のサイトを覗いてみてはいかがだろうか。

*1:最近、一駅分歩いているからかもしれないけど