これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

目標はWhat→Why→Howの順番で考える

最近、目標を達成できるかどうかの80%は、設定するときに決まってしまうのではないかと思えて仕方ない。
効果的な目標を設定することができたなら自然と行動も伴うし、取り組んでいる最中に再加速することも容易だ。
しかし、ここがいい加減だと、実行の難易度はとてつもなく高くなってしまう。
では、効果的な目標を立てるにはどうすればいいのか、ということになるが、それは

  1. What
  2. Why
  3. How

の順番で考えるといい。


Whatとは、達成したいことや欲しい結果のことだ。
通常、目標というとWhatを指すことが多い。ポイントは、何度も書いているが、

  • SMARTに従っている事
  • 達成できるかどうかが、50%くらいである事

だ。


Whyとは、動機である。
ここが抜け落ちてしまうと、目標は単なるやるべきことになってしまうので、行動が伴わなかったりする。
ここで考えるべきことは、

  • この目標を達成することで、自分がどうなるのか。どうなりたいのか。
  • 目標を達成できないと、どんな嫌なことが起こるか。どうなってしまうのか。

だ。自分の欲求とマッチし、鮮明にイメージできるなら、自然と行動が伴ってくる。


Howとは、行動計画。
具体的なゴールを設定し、そこに向かうための確かな動機を確認できたなら、次は具体的にどうすればいいのかを考える。
つまり行動を計画することになるのだが、ここでは2種類の行動がリストアップされる。

  • 短期的に取り組めば完了する、繰り返しのない「タスク」
  • 毎日実行する「習慣」

そして、目標達成のためにより重要なのは、後者である。タスクは習慣づくりのための準備であったり、習慣に包含される行動であったりする。


先日リリースした習慣トラッキングツール「はびっと」でも目標を設定するが、実は、自然とこの順番で考えていけるようになっている。
本当に効果的な目標を設定するためにも、是非、以上のことを考慮に入れていただきたい。
ここが上手くできれば、目標の達成はある意味、「自動的」に始まる。
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