これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

行動分析学を学ぶのに良い本

あのにますさんからコメントをいただきました。

行動分析って面白そうですね。行動分析関係で何かオススメの本あったりしますか。


それでは、幾つかピックアップしたいと思います。

何はともあれ実践してみたい人向け

とりあえず実践してみたい、という人は「石田淳さん」関連の本を手にとると良いと思います。
石田淳さんの場合は、「行動科学」と表現されていますが、源流は行動分析学だと思います。


一番読みやすいのが、この本です。
本というか漫画ですけど。
身近な事例を著者がどうやって改善していったか、分かりやすく&楽しく説明してくれています。
実践記ですね。

脱・三日ぼうず!続かない女のための続ける技術
剣持まよ
サンクチュアリパプリッシング
売り上げランキング: 548
おすすめ度の平均: 4.5
4 すごくわかりやすい。
5 とっかかりやすい
4 NHKの放送内容を実践するなら本書+続ける技術
5 タイトルとは裏腹に…
5 シンプルだからこそ伝わる


こちらは石田淳さんご自身の著書です。
これも読みやすかったです。

「続ける」技術
「続ける」技術
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石田 淳
フォレスト出版
売り上げランキング: 1384
おすすめ度の平均: 4.5
5 こっちも良かったです!!! コミック読んでからの方が良いかも。
4 珍しく使えるHOW TO本
2 「禁煙を続けるのが怖い」人には効きません
4 なぜ続けられないのかも分かる1冊
5 具体的かつ、実際に続けられる方法

もう少し行動分析学な本

もっとしっかりと行動の原因を知り、日常の様々なシーンに応用してみたいなら、島宗理先生の本がいいです。
島宗先生は、現法政大学教授でブログなども書かれています。
ブログ:http://simamune.cocolog-nifty.com/nature_human_and_science/


1冊目はパフォーマンス・マネジメントです。
この本は本当に良いです。
ストーリー仕立てで読みやすいのに、行動の深い部分を説明してくれています。
パフォーマンス・マネジメントは、行動分析学で日常の諸問題を解決しようというものです。
この本は、恐らく多くの人にとって役に立つものだと思います。

パフォーマンス・マネジメント—問題解決のための行動分析学
島宗 理
米田出版
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おすすめ度の平均: 4.5
4 行動分析学はいけそう。
4 行動分析学を身の回りのシーンから学習するのに最適
4 実践論と学術論を繋ぐ入門書
5 とにかく読みやすいです
4 行動分析をどのように実践したらよいのか


人を教育する立場にあるなら、こちらもあわせてどうぞ。
この本を読むと、如何に多くの人が間違った教え方をしているかが分かります。

インストラクショナルデザイン—教師のためのルールブック
島宗 理
米田出版
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おすすめ度の平均: 5.0
5 平易なだけでなく、ツボを押さえている
5 とても読みやすい
5 とても読みやすく、わかりやすい
5 まさに教える人、伝える人のためのルールブック


島宗先生の著書は、どちらも大変読みやすいので、気軽に手を出せるかと思います。

行動分析学をもっと勉強したい

最後に、もっと行動分析学についての知識を深めたい方へ。
この本はタイトルに「入門」とついていますが、これは恐らく、専門家にとっての入門です。
つまり、一般人には難しい。
何とか読みきりましたが、頭がくらくらしましたw
ただ、その分、内容は深いです。
もう一つの難点は出版年数が1998年と古いことでしょうか。
現在、主流の考えとどの程度の差異があるかは、気になるところです。

行動分析学入門
行動分析学入門
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杉山 尚子 島宗理 佐藤方哉 リチャード・W. マロット アリア・E・マロット
産業図書
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おすすめ度の平均: 4.5
3 行動分析学入門ただし実践では使えるのだろうか疑問
5 深いですよ
4 内容的にはちょっと古いです。
5 誰でも読み始められる・終わりまで行くには根性が・・・
5 応用行動分析学について学びたい人へ


以上、参考までに。