これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

Web2.0の足音

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

売れまくってるらしいこの本。ようやく8割程度まで読み進めました。ネットのあちら側の世界にワクワクしますね。そんな中、こんなニュースを見つけた。

Google初の携帯向け広告スタート

Web2.0がネットのあちら側にある「知の集合」を武器に、ネットのこちら側のインフラを利用しはじめたのかな。Googleにとって、日本の携帯電話は、自分たちの主な収入源である広告の価値を引き上げるための補完財だ。携帯電話会社にとってGoogleの携帯向け広告は大してプラスにならないけど、Googleにとって日本にあまねく普及している携帯電話を上手く使えることは大きなプラスなのだろう。たぶん。
Web2.0な世界ってどんなんだろう?Googleの携帯向け広告は、もっと進化するのかもしれない。Google(or etc)に広告を載せるのが、当たり前な世の中がくるのかもしれない。そうすると、Web上の広告はタウンページみたいなものを代替しそうだ。今のところ、Googleの広告は検索結果にあわせて表示されるだけだけど、もし広告そのものを検索することが目的となりえるとしたら、どうだろう。Googleの検索キーワードに、例えば「ad:"病院 小児科 大手町"」と指定すると、大手町付近の小児科を持った病院の広告が表示される。表示された広告には電話番号のリンクがはってあって、携帯電話で検索した場合は、そのまま直接電話をかけて予約をとることができる。あるいは、広告をクリックすると、Ajaxを使ってその病院に対する評判や意見をWeb上のブログなんかから拾ってきて表示する。そんな世の中を乏しい想像力をつかって妄想してみたり。
本に書いてあることや自分の乏しい妄想が、本当にやってくる未来かどうかは知らないけど、今、大きな変化がWebを媒体に起こりつつあるのは確かに感じます。てなわけで(どんなわけ?)、自分なりのまとめ@Web2.0

Web進化論を読む前のWeb2.0に対する理解。

  • Ajaxとか使って、Webアプリケーションに今までよりリッチなUser Experienceをもたらすこと。またそのアプリケーションは、常に進化し続ける(永遠のβ版)。

Web進化論を読んだ後のWeb2.0に対する理解。

  • 個人や組織が持っている「知」をオープンにし、「Webを通じたテクノロジー的な利用」を可能とすることで発生する、「知」と「知」のコラボレーション。そして、そこから生まれる、個体では成し得ないより大きな価値の創造