これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

残業をしない為のコツは丁寧にやること、そして無理と言うこと

1. 朝早く出社する
2. 毎朝その日のスケジューリングを行う
3. いつも定時頃に帰ることで、周りを気にして帰りづらい環境になることを防ぐ
4. スケジュールに沿って仕事を進めるが、決して無理はしない
5. メールチェックの回数を減らす

私も残業しない為に実践していることを書きたくなりました。

これを読んだ、特に新人さんなど、みなさんの参考になれば幸いです。

私の方は新人や若手にとって参考になりませんが(特に2つ目は長期的に見て逆効果)、私の考える残業しない為のコツは、次の2つです。

  1. 手を抜かず丁寧に仕事をすること
  2. 仕事を引き受けすぎないように「無理です」と言うこと
手を抜かず丁寧に仕事をすること

残業の怖いところは、残業が残業を呼ぶという悪循環構造にあります。
短期間の残業であれば大丈夫なのですが、慢性的に残業状態になるとミスが多くなります。ミスが多くなるということは、なかなかその仕事を完了させることができないということです。しかし、次の仕事は、今の仕事が終わるのを待ってくれません。どんどんやってきます。ますます仕事の精度は落ち、ミスも増えてくるでしょう。
これを防ぐには、1つ1つの仕事を丁寧に仕上げていくという感覚が必要になります。
スケジュールが厳しいと、そのプレッシャーから、ついつい「やっつけ仕事」をやりがちです。その時は一見、仕事が早く終わったように思えるのですが、実際は後になってミスが発覚したり、上司やお客さんからダメだしを貰ったりと、とても「完了している」とは言えない状態であることが多い。
スケジュールが厳しい時も、一度取り掛かった仕事は、1つ1つ丁寧に完了させていきましょう。


ちなみに、ここで言う「丁寧」を「過剰な品質」と捉えてしまうと危険です。いつまでたっても仕事が終わらず、その間にやるべき仕事はどんどん溜まっていきます。
仕事によって要求される品質は様々です。いま取り組んでいる仕事は、どういう状態になったら完了なのか。それを見極めながら、適切な時間とエネルギーを目の前の仕事に注ぎましょう。

仕事を引き受けすぎないように「無理です」と言うこと

これは1つ目のコツと両輪です。
丁寧に仕事をすることは、トータルとしての効率を上げるので、実は引き受けられる仕事の量も徐々に増えていくのですが、それでもやっぱり限界はあります。
多少の無理であればスキルを伸ばすのにいいのですが、自分が丁寧に仕事をこなせる許容量を大きく超えて仕事を引き受けると、それは仕事の精度を落とすしかなくなります。そうすればどうなるかは、前述の通り。
これに対する唯一の対策は、「無理です」の一言を口に出すことです。
この言葉に罪悪感を持つ必要はありません。一定の質をキープできないほどの仕事を引き受け、結果として粗雑な仕事をしてしまうより、よほど誠実な態度といえるでしょう。

残業しないですんだ時間をどうするか

さて、こうして晴れて残業しないでスマートに仕事をこなせるようになったとして、それからどうするのがいいのでしょうか。
プライベートな時間を楽しむのも一つの選択肢。それもいいでしょう。
しかし、私は「投資の時間」として有効活用した方がいいと思っています。本を読んだり、勉強をしたり、考え事にふけったりと、レバレッジが効くことに当てる時間を少しは持ちたいところです。
そうすることで更に生産性が上がります。あるいは仕事や人生の選択肢が広がります。大きな好循環を生み出すことで、自分で自分の人生を切り開けるようになりたいものです。