これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

いつかやるリストは、やりたかった想いの供養

GTDを実践している方であれば、「いつかやりたいことリスト」はそういった"やろうと思っても結局やらなかったこと"の墓場になってたりはしないでしょうか。

前エントリーで、「いつかやるリスト」は「やりたかったことの墓場」と書きました。墓場なんて書くと、あまり良くないものであるかのように聞こえますが、そういうわけではありません。
いつかやるリストは、これでいいのだと思います。
いつかやるリストに記入するということは、やりたかったけどやれなかったという想いを供養する儀式なのです。


書き出さなければ、何時までも頭に残り続けてしまいます。
今はこれをやりたいけど、前にやろうと思ったことをほったらかしにしてるし、マズいよなぁ・・・なんて考えてしまいます。
これでは脳がストレスを抱えてしまいます。気にせず、いまやろうと思うことをやればいいのですが、どこかに引っかかったままになってしまいます。
だから、一度全部書き出してしまうのです。そして、「いつかやるリスト」に入れることで、「こいつらは当面やらない!」と自分自身に宣言するのです。
そう、「いつかやる」というのはつまり、「いまはやらない」ということなのです。
そうすることで、自分の中で区切りをつけることができます。いまやろうとすることに集中することができます。


たぶん、本当にやりたければ、またやろうと思うときが来ます。そのときに、はじめればいいのです。


やろうと思っていたのに、何だかやれなくて悶々とすることがふえたら、いつかやるリストに書き出してみましょう。
「いつかやるリスト」は、いつかやるためにあるんじゃなくて、今に集中するためにあるのだと思います。