とにかくやってみること、そしてそれを改善できないかという視線を忘れないこと、その２つが大事なんだろうなと思う。
多分、私は効率病ではありません。もしかしたら、上記エントリを読んでも気づけないほどの重度の患者である可能性もゼロではないでしょうけど、多分どっちかというと「めんどくさい病」ですｗ
しかし、ちょうど書いていたエントリーが、これと同じような結論に辿り着きました。違うスタートラインとプロセスで、同じ結論に辿り着くというのは、何だか面白いなぁ、と思いました。もっと深く掘り下げると、何かシンプルな原則が見つかるのかもしれません。
さて。
「いつか」はやってこない
何かやりたいことがあって、時間がある時に手をつけようと思うことがあります。しかし、時間が出来ても、結局は手をつけない。そして、どんどん時間は流れ、その間に興味は薄れ、何もしないまま終わってしまうことが良くあります。
GTDを実践している方であれば、「いつかやりたいことリスト」はそういった"やろうと思っても結局やらなかったこと"の墓場になってたりはしないでしょうか。
時間ができるころには、モチベーションがなくなる
何か新しいことをはじめるときには、大きなエネルギーを必要とします。人は基本的に現状維持を好み、変化を嫌います。ゼロからのスタートというのは、それだけでハードルなのです。多くのやりたかったはずのことは、このハードルを乗り越えられません。
これを乗り越えるために、最も有効なエネルギーになるのは、「やろう」というモチベーションです。しかし、問題なのは、いざ時間ができたときには、このモチベーションは低下してしまっているということです。
はじめないと、はじまらない
スタートを切るというハードルを乗り越えるために、「やろう」というモチベーションが有効であるならば、そのモチベーションが一番高い時にはじめるのが望ましいことは言うまでもありません。
では、モチベーションが一番高いのはいつか。
ほとんどの場合、やろうと思い立った時ではないかと思います。
だから、何かをやろうと思うなら、そう思った日に始めるのがベストなのです。例え時間がなくても、疲労していても、ほんのちょっとでもいいから、スタートしてみるのです。
10分だけやってみて、次にやるべき事をToDoリストに書いて、その日は終える。これだけでも随分と違うのです。
物事は、はじめなければ、はじまりません。でも、はじめれば、はじまるのです。そして、はじまってしまえば、最初のハードルをクリアしたことになります。
次に継続するという更に大きなハードルがあるにしても、一歩目を踏み出したことは、全くやらない事に比べれば大きな進歩といえます。
今やれていることは、はじめることができたもの
私自身、いまやれていることのほとんどは、思い立ったときに手を動かすことができたものです。
ブログを始めようと思ったとき、直ぐに"はてな"にユーザー登録しました。
投資を始めようと思ったとき、前に聞いたことがある証券会社に資料請求をしました。
Ruby on Railsを覚えようと思ったとき、Scaffoldで見よう見まねで動かしてみました。
タスク管理ツールを作ろうと思ったとき、ノートを広げてコンセプトを練り始めました。今のO.SHI.GO.TOとは全く違うものでしたが、これがなければO.SHI.GO.TOは今も存在しなかったかもしれません。
そして今、このエントリーの内容が頭に浮かんだとき、アドエスを取り出して書き始めました。
何かをはじめるとき、それは狙って計画的にはじめたものではありませんでした。むしろ、無計画に突然、「やろう」と思ったときにはじめてしまったものがほとんどなのです。
多分、はじめるために計画は不要です。むしろ、計画を立ててしまうと「やった気」になって、はじめるためのモチベーションが下がってしまう場合もあります。だから、はじめるときは無計画な方がいいのです。そのくらい、さっさとはじめてしまうのです。
反対に、はじめた後は計画的にやった方がいいように思います。継続するためには負担の少ない方法を探したり、効率を上げて時間を節約したり、モチベーションを維持するための仕組みを取り入れたり、色々工夫しなければなりません。まぁ、それは別の話であり、現在進行形の私の課題。
さぁ、はじめよう
いま、何かやろうと思っていることはありますか？
そのために最初にやるべき事はなんでしょうか？
それがやれる一番近いタイミングは、いつでしょうか？
もし、それが今なら、このブログはさっさと閉じて、是非、はじめてみてください。
私はいま、タスク管理ツールにサクッとタスクを追加するブックマークレットが作りたくなりました。投稿ボタンを押したら、早速取りかかってみようと思います。疲れているので、今日はすぐに辞めてしまうかもしれませんが。
