これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

「無理の仕方」を考えた

疲労をためると生産性が下がるし、思考力も鈍ってしまいよろしくない。だから、きちんと休憩や睡眠をとることが必要になる。
なるのだが、やはりどうしても無理をしたいとき、せざるを得ないときというのがある。
先週辺りからの自分の状況が、まさにそれ。
まず会社での仕事が忙しい。リリースを目前に控えて、ラストスパート状態。帰ってからは自分で立ち上げたWebサービスの開発。あと、なるべくブログもちゃんと書きたい(昨日は書けなかったけど)。もちろん、プライベート面で犠牲にできない時間というのもある。
もっと生産性が高ければ、まだ余裕があるのかもしれないけど、今の自分では仕事を終えるのが20〜21時になってしまうと、どうもギリギリ感が出てくる。通勤に片道2時間かかっているのも、その状況に拍車をかける。


本当は、帰宅して色々せずに寝た方がいい。でも、そうすると仕事以外のことを放りっぱなしになってしまう。
今までを振り返ってみると、ある程度継続できるようになった事をやめてしまうときというのは、こういった状況が背景にあることが多い。
一旦やめてしまってしばらく経つと、それは「はじめていない」状態と同じになる。最初にはじめたときの瞬間的な気持ちの盛り上がりがないので、再開するのがモチベーション的に難しいのだ。


だから、今回は続ける。いや、正確に言うと「止めない」。少しでもいいから、進める。とはいっても、精神論だけでどうにかできるわけではないので、以下のような方針で。

  • 隙間時間にこなせるようにタスクを細切れにする
  • 一週間の疲労のため方をコントロールする


前者は特に説明するまでもないだろう。
10〜15分の時間がとれれば、やれることはあるのだ。その時間的サイズに収まるように、小さくタスクを細分化する。事前に細分化できればベストだが、無理ならその時に考えることも。


後者は、具体的に言うと「無理をするタイミング」を週の後半にもってくるということ。
ある程度の残業は仕方ないとしても、なるべく減らしたい。そのためには、通常の就業時間帯の生産性が重要だ。しかし、週の前半で無理をしてしまうと、木曜日や金曜日には疲労困憊で効率が非常に悪くなる。
なので、無理をするタイミングをなるべく週の後半にもってくる。週の後半であれば、たまった疲労を土日である程度解消できる。同じ無理をするにしても、恐らくこちらの方がいい。
一週間トータルの生産性が高くなるには、どういう無理の仕方がいいのかということでもある。


とはいえ、恒常的にこんな状態では、破綻するのは目に見えている。どこかでデッドラインを引いておかないといけないだろう。
疲労によってどうにも続けられないという状態に陥る前に、やめなくてはならない。そこまでいってしまうと、失ったエネルギーを回復させるのに時間がかかってしまう。
私の感覚だと、こういった状況が2〜3週間続くと、エネルギーレベルが一段下がってしまうように思える。だから、それ以上、忙しい状態が続くのであれば、比較的に優先順位の低いものを1週間だけ「休止」してみようと思う。
やめるのではなく、休止。それも1週間だけ。疲労が溜まり過ぎる前に休止するから、たぶん、やりたい気持ちは残っているはずだ。それを押さえながら、一週間を過ごす。そうすれば、再開へ向けてモチベーションも高まりそうだ。
疲労しすぎてからでは、再開できるようになるまでに時間がかかりすぎる。それではモチベーションを保つのは、なかなか難しい。


最も、2〜3週間で今の状態が解消されるのがベターなのだけど。つまり、来週いっぱいには通常の状態に戻りたい。スケジュール通りにやれれば、大丈夫なはずなのだが、はてさて。