これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

楽しい朝会は朝のブルーな気持ちを和らげ、仕事にスムーズにはいるサポートになる

朝、仕事が始まる時間が憂鬱だ。もう、やだな〜って感じで。月曜日は特に。


で、これまたここで言及したチームでの話。時期的にはちょっと後ろにずれるのだけど。
このチームでは毎朝、会議室に集まってミーティングをしていた。当初の目的は、各メンバーが抱えている問題を早めに吸い上げたいな〜ということだったのだけど、これはあまり上手くいってなかった。ただ、コミュニケーションの場としては機能していたので、ずっと継続していた。
中でも良かったと思っているのが「朝の小話」というやつで、これは毎日、担当を変えながら、何でもいいので10〜15分ほど話をするというもの。
これが意外と面白い。この人がこんな話すんの?というのが結構あった。話題は仕事に関係なくてもOKにしていたので、それぞれの得意分野で語ることが出来たのが良かったんだろう。普段おとなしくて、さほど積極的ではなかったような人の話で笑いが起こったりしていた。どんな話があったかな〜。

  • バレー部出身の人がバレーのルールを事細かに説明(これは内容というよりも話し方が面白かった)
  • 中国語で書かれた文字が何を指しているのか当てるゲーム
  • カンブリア宮殿だかガイアの夜明けで出た話題を紹介
  • 一人ずつホワイトボードに地図を書いて、世界地図を完成させるゲーム(みんな絵が下手すぎてワロタ)
  • 人狼ゲーム

あれ?話っていうかレクリエーションになってる。まぁ、いいや。笑いを取りにいく人、真面目に語る人、みんなで楽しもうとする人など、様々でした。


それで、こういったことを繰り返していくと、それぞれの表に出てこないようなちょっとだけ人間性が現れて、互いの理解も深まる。いや、理解が深まるというか、何だろう、垣根が低くなると言った方がいいんだろうか。ちょっとだけ自分を出しやすくなる。
こうなってくると、何かやると面白い反応が返ってきて楽しい。
例えば、このチームでは何故か回覧板が流行っていて、飲み会をやるだのボーリングに行くだのといったイベントがあると、参加の是非を問うリストが回ってくる。普通は○×だけを記入すればいいのだが、コメント欄にボケたこと書く輩が現れる。んで、それをみた次の人が、それにツッコミを入れたり、更にのってきたりということが起きる。私自身、なんどか回覧をまわしたことがあるが、それが自分の手元に戻ってくるのが楽しみでもあった。


笑うってのは良いものだ。
仕事をやっていれば、ネガティブな感情になることも少なくない。やっぱ、辛いときは辛い。でも、そんなときでも、ふと笑いが起こる時間があるといい。ゲラゲラ笑わようなことじゃなくても、ちょっと口元が緩んでしまう程度でもいい。それだけも、随分と気分が楽になるものだ。
悲観的な感情というのは、とても強いから、どうしてそれに意識がもっていかれがち。時間がどんどん吸い取られる。だから、そこから離れることができるきっかけがあると、スムーズに仕事にも入れる。


もちろん、程度問題ではあるのだけど、憂鬱になりがちな朝に、笑ってから仕事に入れるってのは、結構いいんじゃないかと今更ながらに思った次第です。