フォレスト出版
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心から
結果が出ているのを目の当たりにして。
実践する本です。
今までの成功哲学とは全くの別物
もっとうまく行動したい、と思っている人すべてにオススメしたい本。史上最強の人生戦略でも良いけど、あれは分厚いし、色々とキツイ。この本なら、そんなに負担を感じないで読めるだろう。
この本を読むと分かる。目標を達成したり、大きな成功を手に入れるのに必要なのは技術だということが。より具体的には、「感情をコントロールする技術」だということが。そしてそれが技術であることは救いだ。訓練によって誰でも使えるようになるから。
ちなみにこの本は、
で触れたセミナーの講師、マイケル・ボルダック氏の著書だ。
行動の80%は感情に支配されている
個人的には「選択」といった方がしっくりくる。私たちは行動を選択するとき、常にその直前の感情の影響を受けている。これは、皆、実感として分かると思う。
- 面倒だから後回し
- 怖いからやりたくない
- 面白そうだからやってみる
- 美味しそうだから食べる
うまくいくための行動を選択できるかどうかは、感情が80%を握っているのだ。これは
痛みを遠ざけ、快楽を求める
という性質が人間に備わっているからだ。この性質を利用し、うまく感情をコントロールすることができれば、私たちの行動をより良いものへと変わっていくだろう。
この本を読めば、その技術について知ることができる。
質問の質が行動の質
いまどんな感情を抱いているかは、我々がいま何にフォーカスしているかに寄っている。
- どうしてこんなことになってしまったんだろう
- どうして今までやってこなかったんだろう
出来事それ自体に意味はない。意味付けをしているのは、我々の感情であり、何にフォーカスしているかなのだ。
だから、感情をコントロールするためにまず必要なのは、
- 良い質問を自分に対してすること
なのだ。良い質問をすれば、良いフォーカスを得ることができる。人生の質は質問の質なのである。
我々は信念によって行動を制限している
我々は皆、何かの信念に支配されている。
- あの人と違って、私には○○できないし
- どうせ怠けちゃうから、やっても無駄だろう
しかし、信念とは事実ではないのだ。単なる思い込みだ。私たちは過去の経験から誤った思い込みを得て、そしてそれを現実にするように行動しているだけなのだ。
信念を変えれば、それに基づき行動が変わる。行動が変われば、結果も変わる。そして良い結果は、我々によい信念をもたらしてくれる。
変われる人と変われない人の違いは何かというと、変わらなかったときの将来の痛みと、変われたときの将来の喜びを、今しっかりと感じることができるかどうかなのです。
最高の状態が最高の行動を生む
最高のパフォーマンスは、最高の状態からしか生まれません!
自分の状態のレベルが、行動のレベルと等しくなるのです。
自分の状態をコントロールするための手順として、
- パワーアップクエスチョン
- 成功のイメージング
- インカンテーション
が紹介されている。特に3つ目のインカンテーションは面白い。体と言葉を使ってテンションを上げていく感じ。好きなアーティストのライブに行ったときの感覚に似ているかもしれない。まぁ、これだ。
また、行き詰まってネガティブなスパイラルに入った時は、そのパターンを中断し、状態を整えるところに戻るといい。
最後に
結局、人が何に幸せを感じるかは、全て感情なのだろう。物質面を求める人も、それがもたらす感情に幸せを感じているのだと思う。
だから、この本は何か目標に向かって行動している人だけでなく、もっと幸せを感じていたいんだって人にも役にたつと思う。
分量が多い本ではないので、お金も時間もそう投資せずに読めると思う。2009年の目標を立てる前に、是非読んで欲しい本だ。