これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

知識は潜在能力、行動は力

-1063人の収入を60日で41%アップさせた-目標達成する技術 ~どんな目標も達成できる「成功の心理学」~
この本から学んだことは多いが、一つ、頭に強く残っていることがある。それは

  • 知識は力ではない。行動こそが力である。

だ。これについて書いてみたい。

現実を変えるのは行動のみ

本を読む。セミナーに行く。誰かに教えてもらう。何でもいいのだけど、知識を得たそのときから、現実は何か変わるだろうか。上手くモチベートされると、なんだか変わったような気にはなれる。でも、例えば、本を読んだ瞬間から収入が増えたり、体重が減ったりすることはない。現実は何も変わらないのだ。
では、知識を得ることは無駄なのかというと、そうではない。

本やセミナーなどで新たな知識を得た時、過去の経験からの再学習が始まる

と書いたことがある。思うに、学習とは、その元が実際に行動した経験であれ、本であれ、結局は脳の中に情報として記録されることをいうのではないだろうか。それが、知識だ。そして、知識とは可能性なのだ。より良い行動がとれるようになる「かもしれない」というものなのだ。よって、

  • 知識とは潜在能力

ということになる。
もちろん、だからといって知識を軽視していいものではない。知っているか知らないかによって、大きな差が生まれることは結構ある。物事への解釈の仕方も、知識によって変わっていくので、それはその後の行動に大きな影響を与えるだろう。
ここで知っておくべきことは、知識を得た「だけ」では、私たちを取り巻く現実は変わらない。それだけだ。

学びを成果に結びつけるには、具体的なNextAction

どんなに素晴らしい学びを得たとしても、それが結果に結びつくためには行動が必要となる。学習し、行動を変えることで、結果も変わるのだ。

良い質問をすれば、良いフォーカスを得ることができる。人生の質は質問の質なのである。

という素晴らしい学びも、質問を変えるということを実践しなければ、これまで通りの感情に基づき行動することになるのだろう。
だから、何かを学び、それを身につけたいと思ったなら、次にやるべきことは「具体的なNextAction」を決めることだ。具体的でない行動は、実行されない。恐らく、目標達成の技術を身につければ、色んな行動を取れるようになるのだろう。もちろん、他の手法でも同様だろう。ただ、共通して言えるのは、

  • それらを身につけるための一歩目の行動が設定されなければ、その手法を身につけることは出来ない

ということだ。
本を読んだ。セミナーに行った。素晴らしかった。じゃぁ、私は次に何をするのか。
それを決めなければ始まらない。

そしてNextActionを確実に実行するための技術

うまくいくための行動を選択できるかどうかは、感情が80%を握っている

設定したNextActionも、実行されてこそ意味がある。その鍵を握っているのは、感情。思えば、私が色々と考えてきたことは、ほとんどが感情に関わっていることに気づく。もう、マイケル・ボルダック*1だけでいいやって気にもなってくる。

GTDを知ってから、随分と「行動」について考えてきたが、自分の中でかなりスッキリしてきたように思える。感情の問題を解決することができれば、その上に乗っけるものがGTDであれ、独自にカスタマイズした手法であれ、何でもいいのだろう。
次にやるべきことは、このエントリに書いた通り、私が実践することだ。


NEXT ACTION: 目標を質問に置き換え、毎日眺める手帳に記入する

*1:世界トップクラスのコーチであり、目標達成する技術の著者