前に
というエントリを書いたが、最近また、文章を書くときのスタイルが変わってきた。書いている最中はそんなに変わってないのだけど、前準備が入るようになってきた。
何をやっているかというと、まず
- 書きたいテーマに対して3つのポイントをあげる
ことから始まる。この時、3つはなるべくMECEになるように意識。MECEにならない場合もあるけど。例えば、以前に書いた
の場合だと、まず最初に思いつきで、
- 感覚で教えると内容がぶれて教育ならないんじゃね?ちゃんと体系化しないと。
というテーマが思いつく。それでテーマに沿って、3つくらいのポイントをあげるのである。その時は、
- メソッド化されているとは、どういうことか
- メソッド化されていないと?
- 何となく教えた気になってるんじゃないんですか?
だった。調子が良ければ、ここからいきなり書き始めることもできるんだけど、大抵はもうちょっと掘り下げる。で、こんな感じ。
- メソッド化されているとは、どういうことか
- なるべく属人性が排除され、手順が明確になっている
- 繰り返し、一定の質の成果を出すことができる
- 訓練によって、その手法を身につけることができる
- メソッド化されていないと?
- 職人の世界であり、ケースバイケースで独自に判断、実行する
- 成果が一定でなく、再現できるかどうかは能力に依存する
- 「教える」というよりは「盗め」という世界
- 何となく教えた気になってるんじゃないんですか?
- どちらが悪いというわけではなく、どちらも必要
- 教えられるものと教えられないものがあるんじゃないか
- メソッド化もせずに教えたつもりになっても、相手はそれを再現することはできない。これではただの自己満足。
ここまでくれば、大体1000文字程度の文章にすることは難しくない。3つあげたポイントをそのままエントリーの小見出しにしてしまい、掘り下げた内容を文章で肉付けしていくだけだ。ノってくれば、事前にあげたポイント以外にも色々と思いついて、文章が長くなることもある。
この方法自体は、以前読んだ
のピラミッドストラクチャ → ドキュメント化を実践しているだけ。簡単な方法ながら、調子悪いなりに文章を書くことができるようになったので、良かったんじゃないかと思う。
実は今日も調子が悪い。調子が悪いと、すぐに筆(キーボード?)が止まる。止まるのだけど、まぁ、最初に書くべき事をあげてあるので、機械的に文章を書き続けることができるのだよね。
3つのポイントをあげて掘り下げていくのは、単なる箇条書きなので、文章を作成するのに比べて随分と楽。厳密にMECEにこだわったら難しいのだろうけど、それで手が止まるよりは、いい加減であっても書き続けられる方を選択する。
最近思っているのは、ピラミッド・ストラクチャの代わりに思考フレームワークを使うこと。3CだのFive ForceだのSWOTだので文章のネタを作っても、面白そうだ。次のステップとして、取り組んでみたい。