これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

前準備で文章のネタを作る

前に

というエントリを書いたが、最近また、文章を書くときのスタイルが変わってきた。書いている最中はそんなに変わってないのだけど、前準備が入るようになってきた。


何をやっているかというと、まず

  • 書きたいテーマに対して3つのポイントをあげる

ことから始まる。この時、3つはなるべくMECEになるように意識。MECEにならない場合もあるけど。例えば、以前に書いた

の場合だと、まず最初に思いつきで、

  • 感覚で教えると内容がぶれて教育ならないんじゃね?ちゃんと体系化しないと。

というテーマが思いつく。それでテーマに沿って、3つくらいのポイントをあげるのである。その時は、

  1. メソッド化されているとは、どういうことか
  2. メソッド化されていないと?
  3. 何となく教えた気になってるんじゃないんですか?

だった。調子が良ければ、ここからいきなり書き始めることもできるんだけど、大抵はもうちょっと掘り下げる。で、こんな感じ。

  1. メソッド化されているとは、どういうことか
    • なるべく属人性が排除され、手順が明確になっている
    • 繰り返し、一定の質の成果を出すことができる
    • 訓練によって、その手法を身につけることができる
  2. メソッド化されていないと?
    • 職人の世界であり、ケースバイケースで独自に判断、実行する
    • 成果が一定でなく、再現できるかどうかは能力に依存する
    • 「教える」というよりは「盗め」という世界
  3. 何となく教えた気になってるんじゃないんですか?
    • どちらが悪いというわけではなく、どちらも必要
    • 教えられるものと教えられないものがあるんじゃないか
    • メソッド化もせずに教えたつもりになっても、相手はそれを再現することはできない。これではただの自己満足。

ここまでくれば、大体1000文字程度の文章にすることは難しくない。3つあげたポイントをそのままエントリーの小見出しにしてしまい、掘り下げた内容を文章で肉付けしていくだけだ。ノってくれば、事前にあげたポイント以外にも色々と思いついて、文章が長くなることもある。


この方法自体は、以前読んだ

のピラミッドストラクチャ → ドキュメント化を実践しているだけ。簡単な方法ながら、調子悪いなりに文章を書くことができるようになったので、良かったんじゃないかと思う。
実は今日も調子が悪い。調子が悪いと、すぐに筆(キーボード?)が止まる。止まるのだけど、まぁ、最初に書くべき事をあげてあるので、機械的に文章を書き続けることができるのだよね。
3つのポイントをあげて掘り下げていくのは、単なる箇条書きなので、文章を作成するのに比べて随分と楽。厳密にMECEにこだわったら難しいのだろうけど、それで手が止まるよりは、いい加減であっても書き続けられる方を選択する。
最近思っているのは、ピラミッド・ストラクチャの代わりに思考フレームワークを使うこと。3CだのFive ForceだのSWOTだので文章のネタを作っても、面白そうだ。次のステップとして、取り組んでみたい。