これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

"思考は現実化する"理由。信念の大きな影響力とは。

信念は、私たちの世界を作ります。


信念と聞くと、通常は意志の強さを感じさせるような良い意味で使われがちですが、私たちコーチが使う場合には、良い意味でも悪い意味でも使います。
ここでお伝えする信念は、確信に満ちた考えのことで、物事の解釈の根っこになるものです。


私たちは、それぞれにたくさんの経験をし、たくさんの信念を作り上げています。
信念は、経験した出来事などに何らかの解釈を与え、その解釈について「これが真実だ!」と確信することによって作られます。
通常、出来事に対する解釈の仕方は無数にあるのですが、真実だと確信している場合、他の解釈の余地が無くなります。
ですので、信念とは、本人にとっては疑いようもない「事実そのもの」といってもいいくらいの強固な考えなのです。


一度作り上げた信念は、今度は新たな体験を解釈するための基盤として機能しはじめます。
私たちは全ての出来事を、自分の信念に沿って解釈します。

思考(信念)に一致するように現実を捉えるため、
まさに本人にとっては「思考は現実化する」のです。

そして、上手く解釈できたことを「信念が正しい証拠」として捉え、更に確信を強めていきます。




また、物事への解釈は、私たちの感情と行動に影響を与えます。
行動は当然ながら現実に影響を与えますので、そういう意味でも「思考は現実化する」と言えるでしょう。
どのような信念を持つかは、私たちの人生の方向を決めてしまうくらい影響の大きなものです。


例えば、

  • どんな出来事にも必ず良い面がある

という信念を持っていれば、

  • この出来事の良い面は何だろう?

と自らに問うことで、"反射的でネガティブな捉え方"から脱却できるでしょう。


あるいは、

  • 失敗してはいけない。失敗すれば、再チャレンジはできない。

という信念を持っていれば、リスクを極端に回避する生き方を選択するかもしれません。


このように、信念は私たちの行動と思考の傾向を決めてしまいますので、

どのような信念を持つかは、
私たちがどのような人生を作りたいかと、
ほぼイコールです。


多くの人が、自分の人生がこうなったら良い、こういうことを実現したい、と考えています。
では、そんな人生を作ることができる信念とは何でしょうか?
どういう信念を持っている人なら、そんな人生を手に入れることができそうでしょうか?

信念を変えることなく、人生を変えることはできません。
そして、信念を変えることは、
あなたの責任において、今からできることです。

何かを待つ必要もありません。
やるか、やらないか、です。


にもかかわらず、信念を変えることをやらないのだとすれば、それは単に"今のままでいたい"というだけのことです。
それはそれでOKだと思います。
10人いれば、10通りの幸せの形がありますから。


ただ、今の生き方を変えたいと望んでいるのであれば、いま、この瞬間から、自分の中にある無数の思いと、偽り無く向き合ってください。
あなたの今の人生を作り上げた信念は何でしょうか?
そして、これからの人生の為に、今からあなたが持つべき信念は何でしょうか?


もし、どんな信念を持てばいいか分からないでいるなら、あなたが素晴らしいと感じる人たちとの繋がりを持つことです。
彼ら/彼女らの信念に触れることは、あなたの内側に新しい風を吹き込んでくれることでしょう!