これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

ネガティブな人ほど、成長の機会がたくさんある。

実はネガティブな人ほど成長できるのですが、知っていましたか?


私たちが感情を感じる場面は、大きく分けて2つしかありません。
1つは「何か出来事が起きたとき」です。
発生した出来事の内容に応じて、私たちは感情を感じます。
ちなみに、実際に起きた出来事だけではなく、想像で作り出した出来事もこのパターンに含めます。
もう1つは、何か行動しようとしたときに、その「結果を想像」して様々な感情を感じます。
ワクワクしたり、面倒になったり、幸せな気持ちになったり、不安になったり。


このように私たちは感情を感じるのですが、でも、同じ出来事や結果なのに、何を感じるかは人それぞれですよね。
例えば、こんな想像をしてみてください。


「目の前に20人の知らない人がいます。
 あなたは、いままさにその大勢の人に向かって、
 プレゼンをスタートしたところです。
 たくさんの人が、あなたに注目しています。」


緊張や不安、恐怖を感じた方もいれば、注目されてワクワクしてきた人もいると思います。
ちなみには私は後者です(笑)

ようは出来事や結果にどんな意味を持たせているかは人それぞれであり、その意味付けの違いに伴い得られる感情も変わるのです。


ということは、ネガティブな感情を感じることが多いのは、そんな感情をもたらす意味付けをしているからなのです。
この意味付けをというやつを、じっくりと掘り下げていくと思考の源ともいえる"自己に関する強い思い込み"が見つかります。


自分という存在は、私たちは常に感じています。
ですので、"自己に関する思い込み"は、人生のありとあらゆる場面で影響を与えます。

"自己に関する思い込み"が変化すると、ドミノ倒しのように思考と感情が変化していきます。


自己変革、というやつです。


実は自己変革するために、ネガティブな感情は非常に有効なのです。
自己を掘り下げいくきっかけにもなりますし、痛みを感じているので、自分を変える動機にもなります。
もちろん、自分と向き合う適切な方法を知らなければ、痛みから目を逸らして終わり・・・なのですが・・・


でも、自分と向き合うための十分な知識と手段があれば、私たちはいつだってネガティブな感情を「ギフト」に変えられるのです。
いま、もしあなたが頻繁にネガティブな感情を感じているなら、それは自己変革のチャンスだとも言えるのです。