これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

ゆるく目標設定したい方におすすめ!僕らを3割バッターにしてくれる「今年やりたい100のリスト」

今日はWebで面白い記事を見つけたので、それを紹介します。

内藤忍さんという方の記事。


今年やるべき100のリストとは、文字通り、今年やるべきだと思うことを100個リストアップしたものです。こういう手法は結構あちらこちらにあるんですが、面白いな~と思ったのは、打率3割でOKだという表現。

100個リストアップしたからといって、全てをやる必要はない、と。そのうちの3割もできれば十分じゃないですか、と仰っている訳です。

これは僕たちが1年という中距離を走り抜くための道標だ!

これは、まさに僕たち普通の人のための言葉じゃないですか!多分、年間目標を立てるよりも遙かに有効だと思います。

例えば、3つ目標を立てて、この3つを達成するぞ!というアプローチよりも気楽に取り組めます。3つの目標を1つにしても同じで、要は「アソビ」が無いんですよね。

書いたことの100%を達成しようと思うと、書く段階で100%手に入れたい未来を記述しないといけなくなります。やっぱやーめた、という緩さは目標設定には無いんですよね。


じゃぁ、100個書き出して30%達成すればいいと考えるとどうなるか。なんと70個も間違ったことを書いてもいいんですよね~。

間違ったというと語弊がありますが、書いている時点では欲しいと思っていることでも、しばらくしたら「違うかも」と気付いてしまうことは多々あるわけです。これは当たり前に起こることで、何故なら、今の自分よりも未来の自分の方が情報を持っているからです。未来の自分の方が、正確に判断できるんですね。

どうしようもないことなんです。

そういう理由もあって、

みたいなことをお伝えしてきました。


これに加えて、

  • "結果として"30個のやりたいことを記述できる、
  • 逆に言うと70個間違えても何の問題もない、

この「今年やるべき100のリスト」は、1年という「中距離走」を走る上で非常に優れていると思います。

予め間違うことを内包しているのがステキです!思う存分、今の自分がやりたいと思うことを書き出せばいいです。迷ったら書いちゃえ!


一年のペースメーカーとしての100個のリスト

で、100個もリストがあると、たぶんペース配分の道しるべになるんだろうなと思っていたら、記事を書いた内藤さんも一昨年に似たようなことを記事にされていました。

全部できなくても良いのです。自分の1年の道標になるような、地図のような役目を果たしてくれる存在になれば、作ってみる価値は充分にあると思っています。
http://www.shinoby.net/2011/01/100to-do-1.html

実際に運用してみないとまだ分かりませんが、この手のことに色々と手を出してきた経験上、上手くいくと思います。

100のリストを1年間のホームポジションにして、都度眺めながら、活動のペースを上げたり下げたりすれば良いかと。何をすればいいか迷った時も、このリストを眺めるとヒントになりそうですね。


是非、作ってみることをおすすめします!

個人的には「やるべきリスト」ではなく「やりたいリスト」が良いと思いますが、これはまぁ、自分のしっくりくる方でいいでしょう。どうせ言葉の定義なんて、人それぞれですから。

どこかで半日くらい、リストを作る時間に割り当ててみると良いと思います。

半日って長いなぁ・・・と思った方もいるかもしれません。が、100個書き出すって結構大変ですよ!僕もやってみたんですが、30個くらいまでは勢いよく書けるんです。でも、そこから徐々にペースが落ちてきて、60後半くらいになると絞り出すように書くことになります。


でも、ここは頑張ってみた方がいいです。というのも、思いつかないけど絞り出して書き出すことで、頭の中が空っぽになっていくからです。

普段、僕たちは「あ、あれやらなきゃ」等をふとした拍子に思い出しては忘れていき、また別の拍子に思い出しては何とか覚えておこうと試みるわけです。このサイクル、実は結構ストレスになるんです。


思い出さなければならないようなことは、全て書き出されているという安心感は、思いの外、快適です。詳しくはGTDとかブレインダンプというキーワードで調べてみて欲しいのですが、”もう出ないというところまで書き出してみる体験”をしてみてください。

本当は定期的に書き出した方が良いのですが、まずは新年度という気持ちも新たになりやすいタイミングでトライしてみるといいんじゃないかな、と思います。


書き出した後はカテゴリ分けするみたいですが、具体的な方法は2011年の内藤さんの記事を参考にしてください。
http://www.shinoby.net/2011/01/100to-do-1.html

いやぁ、いいタイミングで情報をゲットできたなぁ♪