これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

仕事などで集中力を高めるために、用意周到な準備を。

Q. 集中力を高める方法は?
  公私共に忙しいのにぼんやりしてしまってヤバイです。

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photo credit: lecates via photopin cc

僕たちには気になることがいっぱいです。今もこの記事を書きながら、将棋の竜王戦がどうなるか気になって仕方ありません。こんなんじゃ集中するのは難しいですよね(・∀・)

 

集中するって行動じゃなくてパフォーマンスなんです

”集中したいです”なんて書くと、集中することが行動であるかのように感じてしまいますが、集中するってのはパフォーマンスです。「集中しているという性能」を発揮できるかどうかって問題なんですね。

で、集中力を改善するためには、まずは集中するというパフォーマンスを具体的に定義しておく必要があります。

 

「集中している」を具体的に定義してみよう

一つの例ですが、僕が「1人で机に向かって仕事をしている」状況で、「集中して仕事を進めている」状態を定義するとするならば、次のようなものが思いつきます。

  • 小さく分解したTODOリストに、5分おきに完了マークを記入できる
  • 30分以内にギリギリ完了できる作業を設定し、ストップウォッチでカウントダウンしながらタイムアタックしている
  • 気になることを思い出すことが作業の割り込みにならないように、事前にやるべきことを整理してある
  • 他の作業や思いつきで割り込みが入った時に、すぐにメモをとって作業に戻れる

このように定義することができると、自分にとって集中力を高めるということがどういうことか理解できますよね。また、漠然と精神論で改善するのではなくて、5分おきにTODOを完了し続けるにはどうすればいいだろう?と具体的な改善策を考え始められます。

なので、ずはあなたにとって「集中力を発揮したい状況」と「その状況で集中力を発揮している状態」を具体的に定義してみてください。

 

用意周到に集中するための準備を整える

集中するためには様々な条件が…

具体的に定義ができたら、次にやるべきことは「どうやったら、その定義通りのパフォーマンスを発揮できるか?」ということになりますね。

この場合、ポイントとなるのは

  • 集中して作業するためにどんな準備をすればいいか?
  • 集中が途切れた時にどのようにリカバリーするか?

といったところですね。

準備というのは、仕組み的なものもそうなのですが、加えて自分自身の状態も含めて考えてくださ。寝不足でウツラウツラしてたら、集中できるわけないですよね。僕たちは24時間365日いつでも集中できるわけじゃなくて、いろいろ条件が揃った時に集中するための準備が整うのだと思います。

 

僕たちは”たまたま”集中できる

つまり、集中できる状態の方が珍しい。だからこそ、周到な準備が必要なんです。

集中するってのはお手軽なことではないです。普通にしていたら、「今日はたまたま集中できたな〜」ってくらいにしか集中できる日に出くわしません。でも、その代わり集中できたときの気持ち良さ、効率の良さといったら格別ですよね。

だから、集中できるように準備を整えておくってのは、ちょっと面倒かもしれませんが、トータルでみると「集中できる可能性」が上がっていいんじゃないかなって思います!