これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

手軽に感情コントロールの習慣を身につける方法

これまた先日のセミナーで教えて貰った手法
アラームを利用して定期的にフォーカスチェンジを起こし、感情をコントロールしようというもの。お手軽で、なおかつ効果が高そうなので紹介してみたい。


まず、感情を瞬間的にコントロールする場合、次の3つの力を使う。

  1. 質問によるフォーカスチェンジで、ネガティブなサイクルから抜け出す
  2. 言葉の使い方を変えて、ポジティブなイメージを作る
  3. 身体の動かし方を変えることで、感情を作り出す

今回紹介する手法は、このうち前者2つを習慣化するのに持ってこいの方法だ。


やりかたは簡単。
携帯電話などのアラームを使って、定期的に自分にとってプラスになるメッセージを表示させるというもの。
具体例として、私がiPod touchに設定した内容を載せてみよう。


まずは出勤のタイミングに合わせて。

  • 7:30 今日、何に感謝することができるだろうか?
  • 7:35 今日、何に幸せを感じることができるだろうか?
  • 7:40 今日、私が欲しい結果はなんだろうか?

出勤時はネガティブな思考サイクルに陥っていることが多いので、そこから抜け出すための質問を仕掛ける。


次に出勤のバタバタが落ち着いた辺りで。

  • 9:30 今から一分間だけ、本気で取り組んでみよう

私の場合、この辺りの時間帯はダラダラしやすいので、まずは集中して仕事をするために。
一分間だけ、というのがポイント。一分間なら頑張れる気がするし、一分間頑張ってみると、そのままの流れで仕事が出来たりする。


あとは仕事中に定期的に。

  • 10:30 行動しないことによって起きることは何だろうか?
  • 13:00 今から一分間だけ、本気で取り組んでみよう
    • 昼食後もダラダラとしがちなので、切り替えるために
  • 15:00 いま、どんな感情に囚われているだろうか?そこから抜け出すには、どうすればいいだろうか?


こんな感じ。
どんなタイミングで、どんなメッセージを表示させるかは、人それぞれだと思う。自分の傾向を把握しておいて、うまくフォーカスチェンジさせる言葉を日常にちりばめてみると、生活の質も向上するかもしれない。