これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

目標にワクワクしたくて私がやってみたこと。

「2011年を充実させる目標設定のコツ」というタイトルでUstream配信をしました。(アーカイブはこちらから:http://www.ustream.tv/recorded/11668772
その中で、”最近私はこんな風に目標を表現しています”と紹介させていただいたのですが、小さくて見えなかったと思うので、ブログで改めて解説してみよう、と。
シンプルな方法なので、簡単に使えると思います。


ポイントは3つです。

  • ノートに過去から未来への「感覚的な」ラインを引く
  • ラインの起点に現在の状況を、ラインの真ん中辺りに目標達成した状態を、そして可能ならラインの終点に究極的にはどうなっているかを描く
  • 目標の周りに、目標を達成したらどんな良いことがあるのか、思いつく限り描く

1つずつ解説します。

ノートに過去から未来への「感覚的な」ラインを引く


まず最初に、ノート上に「タイムライン」を作ります。時間の流れを何となく感覚的に表した線を引くだけです。
自分の感覚で結構ですので、ノートのどの位置が過去で、どの位置が未来になるのかを感じ取って、ビッと線を引きましょう。
私の場合は、左下が過去で、右上が未来な感じでした。人によっては、真横に線を引いたり、下から上に線を引いたりすると思います。
まぁ、適当です。でも、時間の流れを表現するのに違和感のないラインにしてください。

ラインの起点に現在を、真ん中に目標達成した瞬間を


サンプルの絵が酷すぎですが、気にしないでください orz
左下の絵が現在の状態を示していて、真ん中の絵が目標を達成した状態を示しています。実際に描くときは、もっと自分がイメージしやすい絵にしましょう^^;
ちなみにイメージしやすければ、絵じゃなくてもいいです。文字が良い人は文字でもいいですし、どっかから写真を持ってくるのもありかと。

目標達成後に起こる良いことを思いつく限り描く


目標を達成すると、どんな良いことが起きるのでしょうか?
例えば、「売上を月300万にする!」という目標が達成できたとしたら、恐らくある程度経済的に潤うのでしょうから、

  • 旅行に行く
  • 今より広い部屋に引越しする
  • 新型のMacBook Airを買う
  • 奥様が喜ぶ少し贅沢なプレゼント

といったことが起きるかもしれません。そういうのをどんどん妄想します。描いていきます。
サンプルの画像は文字で書いてますが、個人的には手書きでイメージを絵にするのがしっくりきます。でも、まぁ、これも人それぞれ。自分にとってイメージしやすい表現方法を取ってください。
但し、描く場所は、タイムライン上で目標達成の瞬間より未来に位置するようにしてください。


で、出来上がったらしげしげと見つめてみます。

  • 目標を達成したら、こういうことが起こるんだな〜・・・うわー、やべー!

といった感じにワクワクしてきたらOKです。もしワクワクしてこないなら、目標達成後に起きることを描き出しきれていないか、そもそも達成したい目標では無い可能性があります。
目標達成後に起きる良いことは、自分にとって目標を達成する理由なんですね。これがあるから目標を達成したいんだ、と言えるものが出てこないと、ちょっとその目標は止めておいた方が良いと思います。

ここまでできたら、もう少し膨らませてみると面白いです。

  • 現在から目標達成の瞬間までにどんなことを乗り越えるのか、イベントやきっかけを表現してみる
  • 更に、乗り越えるために自分に必要なものを↑の周辺にちりばめてみる
  • 目標を達成し続けたずっと先の未来で、どんなことが起きるのか描いてみる

そんなこともタイムラインに沿って描いていくことができます。そうすると、現在から目標を達成し更に先の未来まで、自分がどんなストーリーを描いていくのかイメージしやすくなります。何故、この目標に取り組んでいるのか、確認しやすくなります。
それが、モチベーションへと繋がります。

更に発展させてみる

今回紹介した方法はノートにぐりぐりと描いていく感じですが、ノートから離れて、部屋いっぱいを使ってみるのもアリです。
まず、部屋のどの辺が現在で、どの辺が未来なのかを感覚的に決めて、タイムラインを作ります。次に、付箋紙やA4用紙等に現在の自分や、目標達成した自分を描き、タイムラインに沿って配置していきます。以下、手順は同じです。
出来上がったら、タイムライン上を実際に歩いてみてください。ノートに書いている時とは、また違った感覚を味わうことができます。目標達成した位置から、現在を振り返ってみるなんてこともできます。
結構、面白いですよ。よりイメージしやすいですし。
お試しあれ。