Facebookの友人、Aさんのつぶやきを見ていると、時折、
- 「幸せだなぁ・・・」
- 「あぁ、きょうもありがとうございました。」
というコメントが出てきます。
そんな時、決まってAさんはJRのとある路線乗っているようです。
Aさんは会社の経営者ですので、ぶっちゃけ大変な日々が多いはずですが、そんな日でも、ふと幸せだなぁ・・・と思えてくるそうです。
それもこの特定の路線で(笑)
それを見て、僕たちはいつの間にか「幸せの○○線」なんて呼んでいます。
幸せの象徴としての○○線。
多分、一般的なイメージとは随分違うと思います。
でも、Aさんのエピソードを通して、僕たちにとっての「○○線」の意味が変わっちゃったんですね。
次に○○線に乗るときは、きっと「あ、これが幸せの○○線か〜」としみじみと思うに違いありません。
少し科学的な話をすれば、このような働きの背景には、
- レスポンデント条件付け
- 関係フレーム付け
という心理的なメカニズムが存在しています。
何らかのシンボル的なものに対して、特定の思考や感情を関連付けしてしまうことを指します。
Aさんの場合は○○線がシンボルで、そのシンボルに「幸せ」という思考や感情を関連付けています。
そうすると、そのシンボルに触れた際、自然と幸せな思考や感情がわき上がってくるんですね。
このようなメカニズムを活用して、感情を形にしておくことができます。
- 楽しい、ワクワクする
- 熱中しててエキサイティング!
- 時間も忘れて夢中になってしまう
- 沸々と情熱が湧き出てくる
- このために生きるんだという使命感に燃える!
そんな状態を引っ張りだすシンボルを作っておくと、とても便利です。
想いや感情というのは、日々揺らいでしまうものです。
それは仕方ありません。
出来事に応じて、ある程度自動的に反応するものですから。
でも、想いや感情が形になっていれば、それを見ることで、関連付けした感情を引っ張り出せます。
形になった想い・情熱は、あなたに訴えかけます。
あなたはその訴えに耳を傾けることで、日々の行動を想いに沿った、一貫したものにできます。
その時、あなたはまさに、自身の最も強い想いの体現者となるのです。