これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

人の幸せとは何か?もっと幸せを作り出すには?

「幸せ」とは何でしょうか?


幸せについて理解することは大切です。


例えば、幸せについて分かっていれば、恋人やパートナーが何を望んでいるのか理解しやすくなります。
顕在化した欲求に直接応えるのもいいですが、本当はこの欲求を満たしたいのか・・・と判断して、そこに応えてあげると相手の満足度も高まります。


あるいは、ビジネスにおいて商品やサービスを考える際にも、お客様の幸せについて考えやすくなります。
他にも、会社内での上司や部下との関係において、友人関係において、ブログやメルマガの記事を書くとき等、人が関わることであれば、ほぼ全てにおいて有効です。


「幸せの達人」になることができれば、今よりもずっと、周りの人たちの幸せに貢献できるようになるでしょう。


では、幸せとは何かということですが、これは「感情」です。
私たちは感情を使って、幸せを感じることができます。

幸せを理解したければ、感情に関する知識を獲得し、それを活用する術を持つことです。


実は私たちは意外と、感情的な欲求に関する知識を持っています。


例えば、マズロー欲求段階説について聞いたことがある方は、結構たくさんいるのではないでしょうか。
検索すれば直ぐに見つかると思いますが、マズロー欲求段階説とは人の欲求を次の5段階に分類したものです。

  1. 生理的欲求:生命維持の為の食事、睡眠、排泄等の本能的な欲求
  2. 安全の欲求:安全性や経済的安定、健康、保証などを求める欲求
  3. 所属と愛の欲求:他者から受け入れられたい、何かに所属していたいという欲求
  4. 承認の欲求:集団から必要とされ、価値ある存在として尊重されたいという欲求
  5. 自己実現の欲求:自分の持つ能力や可能性を最大限に発揮し、自分がなり得るものになろうとする欲求


もう少し自己啓発などに詳しい方でしたら、アンソニー・ロビンズのシックス・ヒューマン・ニーズについてご存知かもしれません。
私はこっちの方が使い勝手が良いので、良く利用しています。
シックス・ヒューマン・ニーズは、人間の感情的欲求を6つに分類したものです。

  1. 確実感:確実であることを求める欲求。安心、安全、自信、見通しなどを求めます。
  2. 不確実感:新しい刺激、変化、楽しみを求める欲求。
  3. 自己重要感:自分の価値を求める欲求。自身の有能さや評価・賞賛などを求めます。
  4. つながり:誰かと仲間でいたい、どこかに所属していたい、愛されたい等の欲求。
  5. 成長:今の限界を超えて能力を伸ばしたいという欲求。
  6. 貢献:誰かの問題を解決したり、誰かを幸せにしたいという欲求。


これらは感情について正確に表現しているかと言えば、厳密には違うのだと思いますが、感情を大まかに理解するための枠組みとしては有効です。
ただ、このような有効な知識を持っていたとしても、上手く活用できているかはまた別の話です。

この手の知識は、覚えただけでは意味がありません。
上手く活用してはじめて、知識から恩恵が得られます。


コミュニケーションの場で、ビジネスの場で、教育の場で、その他人が関わる全ての場で、これらの感情に関する知識をどう活用できるでしょうか?
マズローでもシックス・ヒューマン・ニーズでもどちらでも結構ですので、あなたが「幸せの達人」になるためにどう活用できるか考え、試してみてください。(この「試す」というのも、非常に大切です!)