これ僕.com:行動分析学マニアがおくる行動戦略

意図と行動のギャップから生じる「不自由さ」への挑戦。果たして僕たちに自由はあるのか?

〆切ギリギリにならないと行動できないなら、締め切りギリギリを楽しめるようになろう。

Q. 〆切ギリギリにならないと行動できません。

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photo credit: Alan Cleaver via photopin cc

〆切というのは素晴らしいものです。〆切が近づくほど、僕たちの行動力はどんどん上昇していきます。

〆切に遅れるというのは、僕たちにとって嫌なことだと思います。なので、その嫌なことを避けるという理由で、〆切間際になると必死で頑張ることができたりするのですね。

反対に〆切まで余裕があるような状況だと、期限切れになるという嫌なことはしばらく起きませんので、十分に行動を促す力は持たなかったりするのです。

計画通りに淡々と事を進められる人ならそうでもないのですが、〆切ギリギリ問題に悩んでいるということは、そういう人ではないと思います。ちなみに僕もそうです。〆切なんぞクソクラエです(・∀・)(ウソですごめんなさい)

 

〆切に伴う体験の質を変えれば、〆切を有効に活用できる。

さて。何はともあれ、〆切が近づいてくるにつれて、僕たちの行動する力は高まっていくわけです。ですので、基本的にやるべきことに期限を設定し、更に期限を守るべき理由がそこにあるなら、それは僕たちの行動にプラスに働いてくれます。

にも関わらず、〆切ギリギリ問題に悩む人は結構いたりするわけです。〆切は行動を促してくれるものなのに。

 

問題は〆切を抱えている時の「体験の質」にあります。〆切ギリギリにならないと行動できないのが問題なのではなくて、〆切があるのに行動できないでいるこの瞬間に発生しているネガティブな思考や感情が問題なんですね。

この問題を乗り越えると、〆切ギリギリになるのを回避することはできませんが、〆切間際の行動力を利用してやろうという遊び心というか、チャレンジ心というか、そういう感じになってきます。

で、そうなるポイントの一つは、「自分ならできる」と思えるデッドラインを認識しておくことだったりします。

ここからだったらギリギリにはなるけど、俺ならやり遂げることができる。そう信じられるから、〆切ギリギリになるまでの時間を別のことに使えるし、〆切ギリギリになってもプレッシャーこそあれどやってやるぜ的な心持ちになれます。

だからですね、〆切ギリギリに悩む人は、計画的な行動ができるようになろうだとかそういう幻想は早々に捨て去って、〆切を上手く活用する方向に舵を切ることをお勧めします!

 

尚、時間がもっとあったら成果物の質が高まるだろうに…という思いから、計画的に行動できるようになりたいと考える方もいますが、それも幻想なので諦めちゃいましょう。成果物の質は意外と変わらないですよ(・∀・)